登山用腕時計の決定版!Garmin Instinct Dual Power(ガーミン インスティンクト デュアルパワー)を手に入れたので使ってみたレビュー

2022年4月15日

ガジェット

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筆者はこれまでCASIO プロトレックスマート「WSD-F30」を使用していたのですが、いくつか不満が出てくるようになりました。


今回その不満点を概ね解消すべく、新たにGarmin「Instinct Dual Power」を買ったので使用感などレビューしていきます。



これまで使っていたスマートウォッチの不満点


そもそも筆者がスマートウォッチを使おうと思った理由が、「登山で使う時計を、普段からも使いたい」というものでした。


それ以前も高度計・コンパス・気圧計(ABCセンサー)が搭載されたプロトレックは使っていたのですが、デザインがアウトドア感満載で、普段使いにはちょっと合いませんでした。


それよりも大きな不満が何よりも「バッテリーの持ちが悪い」ことです。


WSD-F30は、スマートウォッチモードで使用すると大体1〜2日でバッテリーが切れます。とくになんの機能も使ってないのに。


マルチタイムピースモード」というスマートウォッチ機能を全部停止するモードで使用すると、画面表示はモノクロで情報も最小になるかわりに1ヶ月持ちます。が、そんなモードだったら普通にスマートじゃないプロトレック買うよ!ということでスマートウォッチの意味が見いだせなくなっていたのでした。


プロトレックスマートのマルチタイムピースモード。バッテリーは持つが情報表示量が少ない



筆者が登山用スマートウォッチに求める条件


ということで新しいウォッチ探し。必要条件は下記です。


①ABCセンサー搭載


ABCセンサーとは、高度計(Altimeter)、気圧計(Barometer)、コンパス(Compass)が搭載されたセンサーのこと。この3つがあれば、登山用ウォッチとしての機能が果たせます。 


 ②充電が長時間持つこと


技術の進歩でスマートウォッチ全体のバッテリー持ち時間はそれなりに伸びています。しかし、Apple Watchなどのハイエンドスマートウォッチはまだ1〜2日ほどしか充電が持ちません。

何でもできる反面、すぐにバッテリーが切れてしまっては登山用スマートウォッチとしては使えません。

少なくとも、1週間ほどは持ってほしいところです。後述するGPSを併用した場合でも、24時間は持って欲しい。


③GPS機能


これはマストではなく、あると嬉しいというレベルのもの。

プロトレックスマートはYAMAPと連携していたので、時計上でそこそこ詳細な地図表示ができて、現在地がわかるのが便利でした。

しかし、その機能は全部スマートフォンで完結できるもの。スマートウォッチのGPSに求めるものとしては、あとで確認するための記録用で十分だろ、という判断です。紙の地図&スマートフォン&スマートウォッチの3段階ぐらい保険かけておけばいいだろう、といった感じ。


④心拍数


最近筆者も歳をとってきたので、心拍数に気をつかうようになりました。また別で記事にしたいと思いますが、一説には自分の最大心拍数は「220-年齢」で、登山に最適な心拍数はこれの70%くらいなのだとか。

今まで心拍数はシャオミの「Mi Band5」で測定していたのですが、プロトレックスマートとMi Band5を両腕につけていたので邪魔でしょうがなかったです。

とにかく心拍数を見ながら登りたい。


⑤耐衝撃性・耐熱耐冷


防水が必要なのは当たり前ですが、他にも欲しいのがこの機能。

筆者はサウナが好きなので、できればサウナでも外したくない。心拍数をはじめ色々数値をとりたい。

でもおそらくスマートウォッチで公式に「サウナでも使えるよ!」というものは存在しないと思います。

「サウナでオススメのスマートウォッチ○選」といった記事は、基本自己責任だと思ってください。修理保証も効かないことだってあり得ます。

ということで、せめて耐熱機能がついていればサウナで使えることを保証されていなくても多少は大丈夫だろうという算段です。


⑥登山の他、ランニングとスイミングにも対応している


筆者が行うアクティビティはこれくらいなので、あったらいいなぁと。とくにスイミング。


⑦通知機能は正直どっちでもいい


前にも同じことを記事にしたんですが、「スマートウォッチで通知見るか?」という話。

便利なシーンは電話かかってきていてそれがスマートウォッチにも通知くるから気づく、というものくらいしか思い浮かびません。

仕事のメールも一日何百通も来るし、いちいちスマートウォッチで通知確認してたらキリがないので、電話の通知が来れば御の字。別に来なくても構いません。


前置きが非常に長くなりましたが、これらを満たすのが「Instinct Dual Power」だった、ということです。


※この記事執筆中に、「Instinct2 Dual Power」が発売されました。詳しくは後述


Instinct Dual Powerのスゴいところ


上に書かれていること以外でサクッと紹介。


バッテリー持ちがスゴい


このスマートウォッチはソーラー充電ができるので、単純な通知機能・GPS不使用のスマートウォッチモードで最大24日+30日の合計54日間、充電なしで使えます。


これは確かにすごい。これだけでも買う理由になる。


でもちょっと待ってほしい。このスマートウォッチが欲しい人が、基本機能だけで長期間過ごすことがあるだろうか?


筆者の場合、あくまで登山用ウォッチとして購入したので、GPSは使うしアクティビティ、トレーニングの記録もします。


満充電で27d表記(このdは多分、日だと思うけど)からアクティビティしてみた結果の実測です。


経過日数残りd表記アクティビティ
12711kmラン
2233kmスイム
322
421
520
618
717
876時間登山


ランと登山はGPSオン。スイムはGPSオフです。


感覚値でGPS1時間使うと、2dくらい減っていきます。

で、減るのをソーラーでちょっとずつ補っている感じ。


まぁ、ずっとGPSオンのまま使い続けることもないだろうし、筆者の使い方であれば1週間は余裕で持つことがわかりました。


ちなみに、上述のソーラー充電込みで最大54日というのは、1 日中着用し、野外の 50,000 ルクスの条件下で 1 日 3 時間置いた場合の日数。なお、50,000ルクスは真夏の曇天=真冬の晴天だそうです。


Instinct Dual PowerをレビューしているYouTuberが「今日は晴れているので時計を外して外で充電してます!3時間外に置いときます!」とかやっていましたが、「それなら普通にUSB充電したほうが早いんじゃ…」と思ったのは内緒です。


数値の正確性


ABCセンサーについては問題なし。ただし、スイムやサウナなど水中では高度計などの数値が狂います。そりゃ高度センサーに水が付着すれば正確な数字がでないのも仕方ない。

これは使用を前提としていないので当然。通常時で何も不便はありませんでした。


登山時の表示


時計単体だと対した表示はできないのですが、Garmin Connectという純正アプリを使うとより詳細なアクティビティデータを読み出すことができます。


こちらは筆者が利用しているYAMAPとの比較です。


YAMAPのGPSデータ


GarminのGPSデータ




縮尺は若干違いますが、GPSデータはほとんど同じです。

ちなみにInstinctでは、GPS、GLONASS、みちびき(補完信号)、Galileoの4つが利用できるようですが、設定でGPSのみにしてあります。このほうがバッテリー消費が少なく済むそうなので。

また、精度もよっぽど谷間でなければそうそう変わらなさそうです。


YAMAPの高度データ




Garminの高度データ




これも縮尺が違いますが、ほとんど同じです。
むしろ最近のYAMAPはなぜかデータが飛ぶことがあるので(3回に1回くらい飛んでしまう)、保険として十分すぎる精度です。

ちなみに、GarminのデータはGPXとして吐き出せるので、これをYAMAPやヤマレコにインポートして活動記録を作ることもできるようです(やってない)。


情報の取捨選択ができる


ウォッチフェイスのカスタマイズというのができるのですが、これは通常時もアクティビティ中も両方、表示を変えることができます。

筆者の場合、通常時はこんな感じ。


バッテリー残量、心拍、ソーラー充電状況、時間、歩数、日付



登山でのアクティビティはこんな感じ。

1ページめ。総上昇量、心拍、現在高度、経過時間、時刻

2ページめ、総歩行距離、バッテリー残量、気温、総下降量、消費カロリー


こういった表示はページ送りで増やすことができるので、1ページに収まらなくても次のページに必要項目を追加すれば見ることができます。

何も操作せず、自分に必要な情報だけを常時表示させることができるのは、地味に便利。

プロトレックスマートだと、モノクロ表示で表示できるのは時間や高度など2-3項目程度しか表示できず、それ以外はメイン画面を起動させて操作してからでないと表示できませんでした。

Instinct2 Dual Power との違い

箇条書きで簡単に。あと筆者の所感も。

■ディスプレイの解像度が89%アップ

いや…そもそもこの時計に解像度は求めていないのでそこは頑張らなくて大丈夫です。。
ただ、解像度が上がったということはその分情報表示できる量も上がったということで、ウォッチフェイス上で常時表示できる項目が増えたのは羨ましい。


■スマートウォッチモードでのバッテリーが実質無制限に

そもそもスマートウォッチモードでの使用で、無印が最大24日間、2が28日間に伸びたよ、さらに、ソーラー充電で無印は最大30日間使えてたのが、2で無制限になったよ!という内容。

すごいことなんだけど、前述のとおり筆者は月に数回GPS起動させて使うので、結局充電不要、とはならないかなぁと。

すごいんだけどね。

■いろんなトラッキングが取れるようになった

2に進化して使えるようになったものがすごいあるんだけど、その中でも羨ましいのが睡眠スコアの測定。
無印でもソフトウェア・アップデートでできる気がするんだけどなー。

■その他細かいところはこちらからご覧ください

もうまとめるのめんどくさい。


まとめ


とりあえず今時点で使っている機能はこれくらいです。

今後、さらに使いこなして詳細レビューできたらと思います。

なにかご質問があればTwitterまでご連絡ください。




おまけ:修理依頼してみた


使用から半年ほどで、そこそこの不具合が出てきました。

①登山時の心拍数がおかしい


筆者のキツイ運動時心拍は大体140-150。なのに急登中でも90-100くらいの表示。んなわけない。

立ち止まって自分で心拍図ってみましたが、やっぱり140前後。これだけの誤差が一瞬でるくらいならいいんですが、30分くらい90から動かないのでちょっと困ります。

時計の表示がおかしいだけで、あとでログみたらちゃんと表示されてるかなーと思ったんですが、やっぱり90くらいを30分のログになってました。ダメだ。

②標高表示がおかしい


誤差が200mくらい出る。これだけならまだしも、登っているにもかかわらず高度が下がっていったり、逆に下ってるのに高度が上がっていったり。

これはおそらく高度計の仕組み(気圧で高度を参照している)からだと思いますが、それにしても誤差ですぎ。

一応の対策としては、看板などの標高がわかる場所での手動校正や、あと単純にセンサーに異物が詰まっている可能性もあるからそこを掃除するなど。

高度表示を通常の「高度」ではなく「GPS高度」にすることで、参照するのがGPSの高度になるのである程度解決はするのですが。


上記2点をGarminのお問い合わせ窓口に言ってみたところ、新品交換となりました。

ただ、世界的な半導体不足のため入荷に時間がかかるらしく、1か月ほど待つことになりました。もちろん、故障した時計はGarminに送っているのでこの間は時計なしです。

腕時計の日焼けが目立つのが一番困りました。

③電源が突然落ちる


そんなこんなで1か月待った結果、新品が届いたんですがこれがまた不具合出ました。

「何もしてないのに壊れた」とはこのことか…と思うくらい、突然電源が落ちます。

気づいたら電源が落ちているのでどのタイミングで落ちているのかわからないのですが、一度アラームが鳴っている最中に落ちていることもありました。

④アラームが鳴る


え?別にアラーム鳴っていいじゃんと思った方もいるかもしれませんが、違うんです。設定してないの時間に勝手にアラームが鳴ります。

筆者は朝8時30分に起床のアラームを無音(バイブのみ)でかけてるんですが、これが昼だろうと夜中だろうと勝手に音を出して鳴ります。

いつ鳴るかわからないので相当なストレス。


で、そんなこんなで2回目の新品交換。

今回は故障品は手元に置いておき、新品が来たタイミングで同時集荷になりました。最初からこうしてくれればよかったのに…!

筆者はどちらかと言うと気に入ったギアはボロボロになるまで使いたい派なので、新品交換じゃなくて時間かかってもいいから中身を修理して欲しかったなぁ…。

これからまたしばらく様子見です。ああ、Instrinct2欲しいなぁー。今買うなら絶対2のほうがおススメ。1が安くなってきたとは言え、在庫も豊富だし、多分修理になっても対応はもっと早いと思います。





少しでも大切に使うために、これらを一緒に使ってます。でもどうなんだろ、ガラスフィルムってソーラー充電を妨げたりしないのかなぁ。教えてエロい人。







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