背中が蒸れすぎて困るので、ラフ&ロードの「ミネルヴァエアメッシュパネル」を山と道mini2に取り付けしてみた

2021年9月6日

ギア

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ミネルヴァ エアメッシュパネル



爆汗族の筆者にとって「ザックを背負う」ということ自体が背中の汗への挑戦で、ザック選びの基準になるのが「背中がメッシュかどうか」というのが大きなポイントになっています。


今使っているのが山と道mini2。背面はメッシュになっていますが、さらに中のパッドをBreathable Padというアミアミ素材のパッドに変更して使っていますが、これでもまだ暑い。


そこで今回は、背中にさらにメッシュを追加できるラフ&ロード「ミネルヴァエアメッシュパネル」を導入してみました。


※2023年現在、ここから更に進化して、オクトスエアゾーンシステムを使用しています。



背中が蒸れるのはある程度しょうがない


ザックを背負っていて一番困るのは「背中の汗」。考えてみれば背中で空気を遮断しているので蒸れるのは当たり前ですが、爆汗族により大変なのは、「かいた汗がザックを伝って内部まで浸透し、荷物がびしょ濡れになる」ことです。


前述のとおり、今使っているザック「山と道mini2」は背面メッシュ、さらに通気性のよいパッドを入れていますが、これでもまだ力不足。


左が山と道「Breathable Pad」。ザックの中に入れると通気性が保たれて涼しくなる。右はザックの芯になる固めのパッド



それなら単純に背中にもう一枚メッシュを噛ませてやればいいんじゃね?という安易な考えでこの商品を導入しました。


ミネルヴァ「エアメッシュパネル」とは



ザックと背中の間にメッシュパネルを装着し、空間を確保&クッション性をアップするためのアイテムです。


同様の製品だと「汗とおるくん」が古参の商品で有名ですが、ダサい。いかんせんダサい。




汗とおる君は骨組みが追加されるイメージ。ダサいですが、空間の確保という意味ではこれが最適解なのかも。


ミネルバのメッシュは6mmの厚さ。3Dハニカムメッシュになっていて、クッション性と放熱性に着目した作りになっています。


サイズ展開





4展開です。カラーはブラック1色。


サイズ横(cm)縦(cm)定価(税抜)
S26352,000
M26402,000
L27452,100
XL27502,100


山と道mini2はLサイズで背面長が54cm。なのでエアメッシュパネルのサイズはXL(50cm)でいいかなと思ったのですが、あいにく在庫がなく、とりあえずLサイズ(45cm)を注文してみました。


価格も安いので、失敗してもまぁ諦められるかな、と思い。


結果として、サイズに関して不満は今のところありません。個人の姿勢や体格によるとは思いますが、筆者にはジャストフィットしていてこれがない場合よりもフィット感は向上しています。


ミネルヴァ エアメッシュパネル
下部分が余っているものの、ここは背中につかない部分なので気にならない



取り付け方法


上部パーツとしてベルト1箇所、下部パーツとして左右にコードロック2箇所で止める仕様になっています。



上部パーツはどのザックでも問題なく装着できると思います。


下部パーツは説明書だとヒップベルトに取り付けるようになってるのですが、山と道mini2だとヒップベルトはオプションのため一瞬取り付けられないかな?と焦りました。


しかし写真のようにバンジーコードを輪っかにしてショルダーベルトの下のほうに巻き付ければ問題なく取り付けできました。


ミネルヴァ エアメッシュパネル
ループ状のコードをクルっとして無理やり装着



使用感


フィット感


上でも述べたとおり、フィット感は抜群に良くなりました。これまで背中が浮いていた部分にもこのメッシュパネルがフィットするようになったので、「ザックを着ている」感があります。


例えるなら、以前このブログでも紹介した「グレゴリー ズール30」の背面メッシュや、ドイターのフーチュラのようになっているイメージ。ただし、メッシュと本体の間にこんなに隙間はありません。


ズール30の背面メッシュ。ザック本体と空間ができている



ハニカム3D構造でクッション性が高いので、長時間背負っていても疲れることはなさそうです。


汗の染み方


エアメッシュパネルがない場合、ザック本体の背面メッシュに直接汗が染み込んで、それが他の部分にも毛細管現象で染み渡っていたのですが、エアメッシュパネルをつけるとある程度の汗はそこでストップしてザック側まで染みていませんでした。


ただし汗をかく量自体はそんなに変わっていませんでした。上で紹介したズール30のように、ザックとメッシュの間に空間はないので蒸れは逃がせないし、それが自然に蒸発することもありません。


あくまで防波堤のように汗をとめている、という印象でした。


速乾性


素材がナイロンのようで速乾性はあります。保水している感じはあまりしません。

小一時間ザックを背負って歩いて、Tシャツの背中はびっしょり、でもこのメッシュはしっとり濡れている感じ。拭けばすぐに乾きました。


ニオイ


まだそこまでハードに使い倒していないのでなんとも言えませんが、経験上、こういう素材が汗でびっしょり濡れた場合は、それが乾くとけっこうなニオイがします。


でも山と道の通気性パッドと同じように、洗剤など使わなくても水洗いだけでニオイは十分に落とすことができると思います。簡単につけ外しができるので毎回洗っても大した手間でもありません。


まとめ


本来は背面にメッシュがないザックに使う商品なのですが(おそらくコンセプトはそこ)、筆者のように、爆汗族ですでに背面メッシュのザックを使っていて、さらにメッシュをかさ増ししたい人も使える、というのがよくわかりました。


二重メッシュ、けっこうオススメです。


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