皆さん登山用の傘って使ってますか?
筆者は先日、初めて使ってみたのですが、これ最強。なんでもっと早く使わなかったんだと後悔するレベル。
今回は登山だけでなく日常でも大活躍するエバニュー「UL オールウェザーアンブレラ」をレビューします。
登山に傘って必要?
結論から言うと、「なくてもいいけどあると超便利」というのが登山における傘の位置づけだと思っています。
山で雨が降ってきたら、レインウェアを着てザックにカバーをして……とちょっと面倒です。ずっと振り続けていればいいんですが(よくはない)、山の雨はたいてい降ったり止んだりするもの。
筆者の句にこんなものがあります。
着れば止み 脱ぐと降り出す 山の雨#登山あるある
— Mt.BASE@69.2 (@MtBASE2) August 22, 2021
手前味噌ですみません。でも誰しも心当たりがあると思います。そう、山の雨は、レインウェアを着るとすぐに止み、脱ぐとまた降り出すのです(断言)。
すごいザーザー振りの場合はレインシェルを着るべきですが、「レインウェアを着ようかな……」と迷うくらいのパラパラの雨が降っているときに、傘が活躍します。
晴雨兼用のメリット
登山中、雨が降っているシーンで傘が大活躍することは説明しました。では晴れの日は使えないか?というと、これまた超使えます。
カンカン照りの真夏日、森林限界を超え日光を遮るものが一切ない中での山行。考えるだけで汗が吹き出てきます。そんなとき、日傘があれば、樹林帯を歩いているのと同じくらいの涼しさで歩くことができます。これは比喩ではなく、体感温度で5℃くらい、本当に違います。
また登山者を悩ませるのが、日焼け。どんなに日焼け止めを塗っていても、汗で落ちてしまったりしますが、傘があれば山行中だけでなく休憩中の日光も防げます。
人は日光を浴び続けると、疲労をためてしまいます。これは気分的なものではなく、科学的に実証されているもの。
結論、過度の日光は避けるべきなので、日傘はあったほうがいいのです。
デメリットも当然ある
いいこと尽くしのように見えますが、当然、デメリットもあります。
まず、風には弱いこと。とくに稜線上など風が強く吹く場面での使用は危険です。
傘が飛ばされる→人に当たるかもしれないリスクや、山にゴミを増やすリスク。飛ばされなくても自分自身がバランスを崩して滑落するようなリスク。
他にも、片手が常に塞がるので不意のアクシデントに対応できなかったり、登山道が狭い場所ではつっかえてしまって危険だったり。
こんな感じで、使う場所を選ぶのも傘の特徴です。
エバニューのULオールウェザーアンブレラ
登山用の傘はいろんなメーカーから発売されているのですが、筆者が購入したのはコレ。
この商品は、同じエバニューから販売されている「SL76gアンブレラ」にUVカット機能を持たせ晴雨兼用にしたものです。
スペックは、
●商品名:U.L. All weather umbrella
●品番:EBY054
●カラー:パープル、タン、ブラック
●価格:税込3,960円
●使用時直径:850mm
●収納サイズ:225mm
●重量:140g
●骨素材:カーボン
●骨:5本
●機能:UVカット
こんな感じ。
他の特徴としては、たたむときの動作がワンアクションでできるようになっていて、傘を閉じたり開いたりが簡単にできるようになっています。
筆者はザックのサイドポケットに入れておいて、すぐに出したりしまったりできるようにしています。
UVカット機能のない雨傘はこちら。
140gはとんでもなく軽い
UVカット機能がついていない雨傘バージョンだと76g。この時点で死ぬほど軽いです。Lサイズの卵1個分。日傘だとこの倍の140gなので、卵2個分です。
普通に登山していて、卵2個分の荷物が増えるのを悩む人はそういないと思います。持たない意味がわかりません。
他に比べて丈夫で安い
骨がカーボンでできているので、なかなか丈夫で壊れにくくなっています。さらに、同じようなコンセプトであるモンベルの「サンブロックアンブレラ」の定価が4950円と、エバニューの日傘が1000円ほど安くなっています。
※モンベル公式オンラインショップでは完売になっていることがあり、一応アマゾンのリンクを載せておきますがプレミアがついていて価格が高くなっています。
まとめ
とりあえず、筆者は品質とコスパで現時点で満足。今年一番買ってよかった登山用品に躍り出ました。
これ以上軽くても逆に高くなるだろうし、卵1個〜2個くらいの差だったら気になりません。
普通に日常で街中を歩くときも使用しているので、日焼け対策もバッチリです。