カーナビにFire TV Stickを接続したら移動が超快適に!車載方法を詳しく紹介

2019年7月25日

ガジェット

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Fire TV 車載

みなさん登山口への移動は電車ですか?マイカーですか?

筆者はもっぱら車移動です。通勤も車移動なので、電車をつかう習慣がほとんどありません。

またヘタレ登山者なので、電車移動だと体力持たず登山する前に疲れてしまって…言い訳ばかりですみません。





移動中、ヒマつぶしはどうしてますか?


車移動だと当然渋滞にも巻き込まれるので、ヒマつぶしが必要なわけです。

運転中にスマホを見るのは安全上問題外。ラジオや音楽を聞いたり、同乗者とおしゃべりもします。でもヒマな時間はやってきます。

そんなとき、一番時間を有効に使えるのはやっぱりAmazonプライムビデオやYouTubeをはじめとする動画鑑賞です。




筆者は普段からドラマや映画は「ながら見」をすることがほとんどで、読書しながらとか、ネットしながらとか、目よりも耳からストーリーを聞いてることがほとんどです。

そんなとき、超長い何シーズンもある海外ドラマとかは暇つぶしにピッタリのコンテンツです。ずーっと流しておくと退屈しません。画面を見ていなくても、登場人物がよくしゃべるので話は頭に入ってきます。

アクション物や字幕付きの難解なものは、画面見ないといけないのでオススメしません。

カーナビをモニターにするメリット


カーナビに動画を流すくらいなら「ダッシュボードにiPadを付ければいいじゃん」という声があると思います。

それでもいいのですが、カーナビ本来の機能を使いたいときに、カーナビ・iPadとダブルで画面があると邪魔になってしまいます。

また、タッチで操作するので運転中は危ないです(カーナビ操作も危ないのでやめてください)。今回の方法だと、ナビの種類によりますが動画再生中でもナビと両立させることができます。


なんでFire TV Stickなのか?


今、同様の機能をもつ製品が大きく分けて3つあります。

1つは、このFire TV Stick。

2つめが、Chrome Cast

3つめが、Apple TV

車で使うことを想定したときに(というかどれももともと車で使うことは想定されていません)、一番マシに使えるのが今のところFire TV Stickです。

Fire TV Stickがオススメな理由


Fire TV Stickがオススメ、というか他がダメな理由ですが、

Chrome Castは、「スマホをリモコンにして動画を再生させる」という発想の機器なので、スマホありき

同乗者がいれば話は別ですが、車で一人で使うにはちょっと面倒です。また、本体とスマホをWiFiを介してペアリングする必要があったりするので、ちょっと使い勝手が悪い。

Apple TVは、リモコンも別であり機能面では問題ないのですが、本体がデカい。そして高い(15,800円〜)。車内に設置するにはちょっと邪魔な大きさです。

そこで、Fire TV Stickです。ちょうどいい大きさで、専用リモコンもついていて、音声認識もあるので画面見ずに操作も可能です。価格も4,980円(2023年7月時点)と安く導入しやすい。タイムセールでさらに2,000円引きのこともあります。

つまり、一番ちょうどいいのがFire TV Stickということ。


接続に必要な機器


使用しているカーナビが、

  • HDMI端子がある
  • HDMIが無いけどRCA端子がある

これにによって接続方法が変わってきます。

また、どちらかの端子を搭載していても、場合によってはケーブルを追加しなければなりません。

他にも、例えばカーナビ本体の真裏にHDMI端子があって、ケーブルを追加することが難しいなど、物理的に接続自体が不可能なこともあるので注意が必要です。

Amazonプライムビデオに入会しておく


Fire TV Stickと同時でもいいのですが、先に入会を済ませておくとFire TV Stickのアカウントセットアップが済まされた状態で届きます。モニターに接続さえすればすぐにプライムビデオを見ることができます。



最初に設定済みであれば、煩わしいログイン作業など必要なくなります。

Fire TV Stickはどれを選べばいいのか?


通常版と、4Kが販売されていますが、カーナビと接続する場合は4K買ってもモニター側にそこまでの解像度が無いのであまり意味がなく、通常版で問題ありません。

起動スピードや反応速度は4K版のほうが良いので、そこを気にする方は4K版を。




接続できるかどうか確信が持てない場合は、家で使ったりメルカリで安いものを買うなど、保険をもっておくと安心です。

それにしても爆安になってきましたね…
Amazonプライムセールのときに購入すれば、最安1980円で購入可能なようです。

HDMI延長ケーブル(必要に応じて)


カーナビにFire TV Stickを直挿しできる場合は、このケーブルは必要ありません。

そもそも端子がない、端子はあるけどスペースがない、といった直挿しできない場合は、どこに設置するかを考えて必要な長さのものを購入しましょう。

カーナビ側がオス、Fire TV側がメスのものが必要です。



RCAコンバーター


カーナビにHDMの入力I端子が無く、RCA(赤青黄の端子)の入力端子だけがある場合に必要。

Fire TV Stickから出る信号はHDMI。カーナビがRCAしか受信しない場合は、このHDMI信号をRCA信号に変換する必要があります。その機器が「RCAコンバーター」です。

この機器はピンキリあって、しかもカーナビとの相性があります。カーナビメーカーによってはカラー画面にならない場合もあるらしいです。

どの機器がいいかは正直買って接続してみないことにはわかりません。

また、このコンバーターとカーナビを接続するには「RCAケーブル」が必要になります。

こちらもオスメスの確認が必要。カーナビ側のRCAコンバーターもたいがいメスなので、オスオスのものを買えば大丈夫だと思います。

接続順は、

Fire TV Stick
HDMIケーブル(もしくは直挿し)
RCAコンバーターに接続
RCAケーブル
カーナビ

の順になります。





シガーソケットUSBチャージャー(必要に応じて)


Fire TV Stickと、RCAコンバーターはUSBからの給電が必要です。

車に備え付けのUSB出力がある場合は必要ありませんが、無い場合はシガーソケットUSBチャージャーを購入しましょう。USBは、Fire TV StickとRCAコンバーター両方に給電する必要があるので、二口のものがあれば足ります。

車から直接USB電源が出ていたり、カーナビ側からUSBで給電できるケースもあるようなので、ご自身のカーナビの仕様をよく確認しましょう。




モバイルWi-Fi


ネット環境が無いと動画を見ることはできません。

Fire TV Stickはモバイル用の機器ではないので、ギガをバカ喰いします。

家庭用TVで利用するのが前提のため、通信容量を節約することはあまり考えられていないようです。

普段使っているスマホをテザリングしてもいいのですが、いつ上限に達するかわからないので、通信制限のないモバイルWi-Fiだと安心です。




筆者は今こちらの楽天モバイルを使用。

サービス当初はエリアの狭かった楽天モバイルも、今ではほぼ日本全国で使えます。
容量無制限なので、ドライブ中に動画を見るのに今のところ困ったことはありません。

裏技として、スマホにあらかじめダウンロードしておく⇒ミラーリングしてカーナビに写して見る、という方法もありますがこれは操作がちょっと面倒です(Fire TV Stickにはミラーリングの機能が予め備わっています)。

※ミラーリングとは、スマホの画面をそのままモニターに映す仕組みです。


以上を踏まえて、図にするとこんな感じになります。

FireTV カーナビ
クリックして大きい画像で表示



参考:筆者の接続環境と注意点


筆者のナビはPanasonic strada CN-L880LEDという機種です。

外付けのHDMI端子はありませんがRCA端子が付いているので、上図の赤ラインの接続方法です。

2つ問題点があって、

1つ目はシガーソケットUSBからFire TV Stickに電源を直接つなぐとウイーンという音声ノイズ(オルタネーターノイズ)が乗ってしまいます。

2つ目はこれもシガーソケットUSBからFire TV Stickに電源をつないでいるとき、アイドリングストップ時の電圧変化に耐えられないらしく、アイドリングストップ→エンジン始動すると高確率で再起動になってしまいます。

この現象への対処として、電源とFire TV Stickの間にモバイルバッテリーを噛ませて、電力を一度モバイルバッテリーにプールしてから接続することで、ノイズと再起動を回避できました。

ただ、この方法だと給電はモバイルバッテリー経由なので、Fire TV Stick本体はエンジンON/OFFで連動はしなくなります。そのためエンジンを切ったときにナビの画面は消えても、Fire TV Stickは起動しっぱなしです。ちょっと気持ちわるい。

この問題は、モバイルバッテリーとFire TV Stickの間に、「USBのオンオフスイッチ」をかませて物理的にスイッチを切ることで解決しました。

最悪、スイッチを切るのを忘れても、モバイルバッテリーの電力を消費するだけなのでモバイルバッテリーの寿命を気にしないならつけっぱなしでもOKです。車のバッテリーに影響はありません。

ここで使用するモバイルバッテリーは、容量はとくに気にしなくても大丈夫ですが充電しながら給電できる「パススルー」という機能を持ったものがベスト。

ちなみにPCやスマホの充電も同時にしているので、使っているのはこちらです。


なお、これらを配線・装備するためにナビを外して、裏から配線を回してシフトレバーの下を通して、センターコンソールボックス(ひじ掛けの部分)にすべて入れているので、配線が外に出たりせずきれいに収まっています。

リモコンにはマグネットを付けて、シフトレバーの横に備え付けてあります。

Fire TV Stick 車載
すぐに手に取れる位置

Fire TV Stick 車載
100均の磁石で落ちないように固定


注意点


これはメーカーが想定した使用方法ではありませんので、自己責任でお願いします。

ただ筆者は6年以上問題なく使用できています。

Fire TV Stickは熱に弱く(Fireなのに)熱暴走でシャットダウン→再起動を繰り返したりするので、ヒートシンクを付けたり余剰電力でファンを付けたりして熱を逃がしています。

夏場はちょっと冷ましてから使うなど、工夫は必要です。





ちなみに、Amazonが売っているからといってプライムビデオしか見られないわけではありません。

YouTubeで音楽も聞けるし、Netflixや、Hulu、DZON、U-NEXTなど、かなりのコンテンツが見られます。

DVDにも飽きた、ラジオ、TV、音楽にも飽きた、という人にもオススメです。アレクサに話しかける回数も増えますよ。

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