アルトラ「ローンピーク アルパイン」を買って半年経ったのでレビュー あと修理

2022年6月24日

シューズ

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ローンピークアルパイン

ついに買ってしまいました。アルトラのローンピーク。「ローンピークアルパイン」というモデルです。


使い始めて半年経ったので、良い点悪い点含めて正直レビューします。


ローンピークアルパインの特徴

ローンピークアルパイン


アルトラHPより


ハイカーのためのローンピーク


ローンピークのパフォーマンスと耐久性が融合したローンピーク アルパイン。


ローンピーク同様のアルトラEGO™フォームミッドソールを使用する事で長時間の歩行でも快適性が得られます。


また、アウトソールはデュラトレッド™を使用する事で、重い荷物を背負った時でも安定性が増すのと同時に岩場でも滑りにくい仕様になっています。またアッパーはヘンプキャンバス生地に全面を囲うようにスエード生地が施され耐久性を高めています。


勿論、通常のローンピーク同様につま先が足形になったFootShapeデザイン、踵が高くなっておらずゼロドロップであるBalancedCushioningは搭載されています。


信頼性が高く、いつでも歩き回る準備ができているLP Alpineは、近くでも遠くでも冒険することができます。


Color


•Forest Night

•Black


仕様


•重量:322g(US9.5 / 27.5cm)

•ミッドソール:ALTRA EGO™

•アウトソール:DuraTread™ラバーとTrailClaw™

•スタック高さ:25 mm

•アッパー:Hemp canvas vamp with suede overlays


筆者の感じる良い点


軽量性


まず軽い。もともとゴローのブーティエル(片足800g)を履いていたのもありますが、かなり軽く感じます。


これは素材だけの軽さじゃなくて、クッション性が高く地面からの跳ね返りがあるため余計軽く感じるように思います。


このシューズを履いたあとに安いサンダルに履き替えたりすると、クッション性の差に驚愕します。


通気性と速乾性


登山をしていると、雨が降っていなくても濡れるパターンは結構あります。

朝露に濡れた草、昨日降った水たまり、ずっと日が当たらないのでずっと乾かない地面、腐った雪などなど。


ローンピークアルパインは防水性はなく、アッパー部分に撥水が効いているわけではないので、わりとすぐに濡れます。


しかし、意外なほど早く乾きます。麻の部分はとくに早い。スエード部分はまぁそこそこ、こんなもんかな、という感じです。


それよりも通気性がかなり良い。これまでゴアテックスの防水シューズばかり履いていたのですが、通気性が良いシューズを山で履くとこんなに気持ちいいのか、と思いました。ウールのソックスを履いていたのでさらに快適でした。


半面、防水じゃないので天気が微妙なときに履くかどうかかなり迷う部分もあります笑


総合して足さばきが楽


うーん、まぁこれがローンピークの良さなのかと聞かれると、トレランシューズ全体に言えそうなのでなんとも言えないのですが、足さばきがとても楽になります。


例えばちょっと小石につまずいたとき、重い登山シューズだともう一歩踏み出すのもかなり重いのですが、ローンピークだとサッと足が出ます。

ローカットのシューズだと捻挫など怖いなと思っていたのが、こういった部分でカバーできるんだなと感じました。


つま先が幅広なのは、下りのときに大きなメリットを感じます。つま先に靴が一切当たらないのでストレスが一切ありません。足の爪を切るのを忘れてても不安がありませんでした。


筆者の感じる悪い点


グリップ


ローンピークアルパイン



「悪い」とまでは言いませんが、ソールのグリップについて、このシューズの使用者はかなりの割合で「滑らない」と言っています。


これはあくまで他のシューズと比べた話で、「絶対に滑らない」ということではない点に注意が必要です。

意外と滑るんだな」というのが筆者の正直な感想です。


これはこれまで履いていたゴローが優秀なのか?自分の歩き方が悪いのか?はわかりませんが、濡れた岩や木の階段が滑るのはもちろん、乾いた岩でもグリップしきれないところがあります。どんなシューズでも、グリップに全幅の信頼を置くのはやめたほうが良さそうです。


フィット感


筆者はストライドラボという実店舗でフィッティングしながら購入したのですが、いざ山で履いて、いつもどおりの靴紐の結び方をしたらキツくて足が痛い…。


正しい結び方を知らなかった筆者が悪いのですが、つま先~足の甲にかけては、あまりキツく結ばないのが正しいトレランシューズの靴紐の結び方らしいです。

ミドルカットやハイカットの結び方・フィット感に慣れてしまっていると、こんなに緩くて大丈夫かな、と感じてしまいます。


このあたりは慣れですかね。


耐久性


一番言いたいのはコレ!


使用から半年で、つま先側のシューレースホール(靴紐の穴)が破けました。


ローンピークアルパイン 修理
あとちょっと力を入れたら引きちぎれそう


活動日数13日、累計標高14,000m、距離にして164㎞でこうなってしまいました。


登山系のいろんなユーチューバーやライターのレビューを見ると、「ローンピークアルパインはスエードレザーが使われているので従来よりも耐久性が上がっている」と言っています。


ということは逆に、これまでのローンピークも耐久性の低さはある程度認知されていて、それが上がったから少しは安心できるね!という穿った見方になってしまいました。


ということで修理しました


多分依頼すると数千円は取られそうな破損。なのでMYOGで修理。


今回は一番目の穴と二番目の穴のレザー部分を、包んで補強します。材料はダイソーで合皮を買ってきました。


同じスエードレザーでもいいんですが、常に濡れたりするものなので、何となく合皮にしてみました(本当はスエードはぎれの在庫がなく探すの面倒だったから)。


といっても切って貼って縫うだけ。お手軽修理でした。


ローンピークアルパイン 修理
合皮をカットしてボンドで貼り付け


ローンピークアルパイン 修理
裏面も同様に



ローンピークアルパイン 修理
縫うときにあらかじめ穴をあけておくとやりやすい



ローンピークアルパイン 修理
言わなきゃわからない!…と思う

修理その2


みんなそうだと思うんですが、こういうローカットの靴だと小指側のよく曲がる部分に負荷がかかって、真っ先に破けてくると思うんですよね。


ローンピーク 修理
小指の部分に穴が空きかけてる


筆者も例に漏れず前回の修理からすぐにここが破けかけてきました。


靴の修理はひどくなる前にやるのが一番!ということで、ここも修理。


…と言っても上から糸で縫っただけでは負荷がかかるのは同じことなので、別の布を持ってきて強度のあるレザー部分と合体させてしまおうと考えました。


ローンピーク 修理
無理やり塞いだ図

どうでしょうか?意外とカッコいいと思います。


塞ぐのに使った布は、ダイソーで買ったナイロンテープ。摩擦と衝撃に強い素材です。ハサミで切るとボロボロ繊維が出てくるのですが、ライターで炙るときれいにまとまります。


ちなみにもう片方の足のシューホール部分も同じように修理しました。


ローンピーク 修理

だんだんとサイボーグ感出てきました。


シダスのインソールを使用していますが、これが親和性があり悪くないです。


まとめ


不満もいくつかありますが、まだ半年の相棒なのでこれからも大事に履いていきたいと思います。

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