驚異の保温力 サーモス「山専ボトル」洗い方・ニオイ対策も

2019年7月27日

ギア

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小学生の遠足の持ち物で絶対持っていくものといえば、水筒でしたよね。あのでっかくて重いヤツ。

俗にいう「魔法瓶」ってやつです。

今の時代もそう変わらないと思いますが、登山の世界ではちょっと違います。



テント山行に魔法瓶型水筒は少ない?

水筒は水筒でも、保冷・保温効果のあるものはもちろんありますがそこまで重視はされておらず、どちらかというとナルゲンやプラティパスに水を入れて、ガスなどの熱源で温める方法が採られている方が多いような気がします(日帰り登山除く)。

これは汎用性や軽量化のためだと思いますが、では登山界の保冷・保温水筒は衰退してしまったのか?

いや、むしろ超進化しています。

「登山には”登山用”の魔法瓶を持っていかなければならない」というルールはないので一番適したものを持っていけばいいと思いますが、今回紹介するサーモスの「山専用ボトル」は、その「一番適した特徴」を網羅しています。

サーモス「山専用ボトル」の特徴


ますは私の持っている500mlのもの(FFX500)

容量(L)0.5
保温効力6時間77度以上
24時間50度以上
保冷効力(6時間)10度以下
口径(約cm)3.6
中せんの種類FFX中せん
本体寸法/幅×奥行×高さ(約cm)7×7×23.5
本体重量(約kg)0.28 / 0.26(シリコンなし)
梱包単位(色別)12個入
メーカー希望小売価格5,500円(税抜価格
出典:THERMOS

なにせこの保温・保冷力です。本体重量も280gと抑えられているので、満水と考えると780g。

ガスバーナーとクッカーは容量にもよりますがセットで大体2〜300gくらいなので、同じくらい。

一回だけのお湯をとるか、何度も沸かせる汎用性をとるか、ですね。

グローブしてても開閉しやすい


山専ボトルはさすが山用、それも冬登山も想定して作られているだけあって、グローブ着用のままでも開閉しやすいよう工夫されています。

パタゴニアのステッカーは付いていません。あしからず

キャップや胴体部分にシリコンのバンドが付いていて、これが滑り止めの役割を果たします。

保温性を保つため内蓋も二重構造になっています。これも部品が細かくなく大きいので、操作に迷うことはありません。


すべての部品は取り外すことができ、丸洗い可能です。

開口部もそれなりに大きいので、中を洗うことも難しくありません。


ぜんぜん冷めない


スペックは上記の通りですが、バックパックの中に入れっぱなしにしていたりすると、保温力の高さはそれ以上かもしれません。

初冬の話ですが、朝4時に沸かしたお湯を入れて、12時に山頂。お風呂入ったりして17時に帰宅。

あっ!山専ボトル持って行ってたの完全に忘れてた! ということがありました。

で、中身を出してみると…アツアツのお湯(笑)。カップ麺は作れそうなお湯です。

もちろん使用環境によると思いますが、ずっとしまいっぱなしだとこんな感じでした。


側面に書かれた「ULTIMATE INSULATION」(究極の断熱)。名に偽りなしです。


ニオイ対策


購入してかなり初期の頃、淹れたてアツアツのコーヒーを入れて山に持っていきました。

その日はずっと熱いままのコーヒーが飲めて満足だったのですが、次の登山のときにお湯を持っていったらほんのりコーヒー臭い…。

メーカーの推奨でも、お湯以外は原則として推奨していません。

どうやったらニオイが取れるか、それからいろいろ試行錯誤してみました。

熱湯で煮てみる


ニオイは熱に弱いはず! ということで、部品を全部熱湯で煮てみました。

若干薄れたかな…? というくらい。効果はあまりありませんでした。

重曹を入れて放置


60℃くらいのお湯に、大さじ1杯の重曹を入れて部品を漬け込む。本体にも同じ溶液を入れる。

これで一晩放置。

これはそこそこ効果ありました。でも、繰り返し使用するうちにまたニオイ戻りがするように。でも効いてることは確か。

重曹で煮てみる


じゃあ、2つの合わせ技なら? と思い両方いっぺんに試してみました。

まず部品を煮沸&重曹を入れて一晩放置。

次に本体は煮沸できない(真空なので煮沸すると爆発しそうで怖い)ので、沸騰したお湯&重曹を入れ、蓋を閉めて一晩放置。

コレが一番効きました。

コーヒーのニオイだけではなく、最初から少しだけあったプラスチックっぽいニオイも一緒になくなり、ほぼ無臭に。

多分敏感な方はコレにプラスして、お酢やクエン酸を試すといいかもしれません。

漂白剤は部品を痛める可能性があるのであまりオススメできません。

まとめ


とにかく冷めない、の一言です。

ワンタッチ式の水筒に慣れてしまうとキャップを外して内蓋をひねって…という2動作が煩わしく感じてしまうかもしれませんが、これは保温性とトレードオフです。

いつでもどこでもアツアツのものが飲める、という安心感は、何にも代えがたいものがあると思います。






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