最大公約数のザック Karrimor(カリマー)「ridge(リッジ)シリーズ」

2021年4月14日

バックパック

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カリマー リッジ




これから登山をはじめるなら、最初に揃えましょうと言われる3種の神器「レインウェア・ザック・登山靴」


機能性やデザイン、価格で選ぶ方がほとんどだと思いますが、「定番」を一度使っておくとギアの良し悪しがわかるようになってくるので、初心者の方ほど「定番」を選ぶべきだと筆者は考えています。


今回は、ザックの中でも大定番であるKarrimor(カリマー)「ridge」をレビューします。


登山を始める前からなぜか持っていたカリマーリッジシリーズ


かなり昔の話になるのですが、筆者が大学生活を送っていたころ「バッグは大きめのリュックを使う」というのが流行っていました。


イマイチおしゃれになれない筆者は「じゃあリュックだけでもカッコいいものを」と考え、何を思ったのかスポーツ用品店で購入したのがこの旧ロゴのリッジ30。登山にはまったく興味なかったのですが、フォルムや機能性に一目惚れしました。


もちろん、これは当時の大学生の中でも「ちょっと流行りとは違う」もので、「え、これから登山始めるの?」と言われることもしばしば。流行には乗れずじまいでした。これは余談。


カリマー リッジ
今も実家で眠るカリマーのかなり旧モデル


しかし結局、このあと何年もこのザックを使い続けることになります。というのも、やはり「飽きのこないデザイン」と「無駄を削ぎ落とした機能」があり、他のタウンユース向けリュックに目が移らなかったのです。


カリマーザックのデファクトスタンダード


リッジシリーズの発売は1999年。それ以降、細かなマイナーチェンジを重ねながらも、カリマーの代表的なザックポジションを維持し続けています。


どれを選べばいいのかわからない最初のザックですが、カリマーのリッジシリーズは、「必要と思われる機能が大体入っているザック」であるから売れている、と筆者は思います。


ちょっとずつ登山に慣れてくると、「この部分がもっとこうなってたらいいのに」とか、「この機能は別にいらなかったなー」というのが分かってきます。個人個人でそういった好みは分かれるので、そういう意味でも「最大公約数的なザック」とも言えるでしょう。



「最初の登山用ザック」にあるといい機能


筆者は現行モデルは持っていませんが、せっかくなので現行モデルに沿って話を進めていきます。


ショルダーストラップとヒップベルトがある


カリマー リッジ
出典:karrimor


登山ザックといえばコレでしょう。


ショルダーストラップは普通のデイバックでもついてますが、ヒップベルトがあるのは登山用ザックのほうが圧倒的に多いです。


ショルダーストラップはザックのブレ防止のためで、ヒップベルトは荷重を肩だけではなく腰に乗せるためについています。登山用ザックには街中よりもはるかに多い荷物を入れるため(日帰りで水含めて4kgくらい)、肩だけに荷重がかかると痛いし疲れます。これを軽減するのがヒップベルトです。


リッジのヒップベルトは飾りのような貧弱なものではなく、かなり肉厚。これが疲労を軽減し、山行を楽にしてくれます。さらにちょっとしたポケットもついているので、ここにスマホを入れたり(大きめスマホは入らないことが多い)、行動食を入れたりできます。


雨蓋がある


カリマー リッジ
出典:karrimor


これも結構重要。


これは筆者の個人的感想ですが、雨蓋があるとザックの荷物の入り口をくるくるしてしめるロールトップ式や、キュッとしめる巾着型に比べてちょっとオーバーな荷物でもパッキングしやすい気がします。


ちょっとはみ出ていても雨蓋を閉めればアラ不思議、すんなり収まってくれたりします。


筆者は登山を始めた頃、40Lのリッジで無謀にもテント泊に行きました。まだUL(ウルトラライト)のウの字も知らない頃です。当然、40Lには入らないであろうかさばる道具たちが、雨蓋を強引に閉めることによりなんとかパッキングできました。巾着部分はだらしなく開いたままでしたが。


それくらい、雨蓋は収納性に優れた仕組みだと思います。雨に濡れる云々は、正直よくわかりません(笑)。


背面が蒸れにくい


カリマー リッジ
出典:karrimor


旧モデルではそこまで重視されていなかった機能だと思います。ザックを背負っていると背面はどうしても汗をかくので蒸れ、不快な思いをすることがしばしば。


現行モデルでは、立体的なメッシュパネルが配置されているので蒸れがかなり軽減できると予想されます。また、活性炭加工が施されているそうで、汗臭さも気にならなさそう。背面のニオイって、かなりひどいですからね。登山後に車で移動していると車内が背面から放出されたニオイで充満することがありますが、これがなくなるのはかなりいいかも。


2気室ある


リッジの30Lモデルには無いんですが、40Lは2気室です。


最初のうちはパッキングに慣れていないので、無理やり詰めると中身がグチャグチャになっていることがあります。こうなると中のものを出すのも一苦労。2気室あると、下の部屋からすぐに荷物が取り出せる上にざっくり整理できるので便利です。


全体にコンプレッションベルトがついている


パンパンに詰め込んだと思ったザックでも、実は中身のコンプレッションができていなくて実はスカスカ、ということがありますが、コンプレッションベルトがついているとこの隙間を埋めてくれるので重宝します。


ザックが型くずれした状態で背負っていると、見た目がかっこ悪くモチベーションが下がるだけではなく、荷物が揺さぶられるので余計疲れます。最初のうちは、「とにかくギュッとしとけばいいんだよ!」くらいの気持ちでコンプレッションベルトを上手く活用しましょう。


純正レインカバーがついてくる


カリマー リッジ
出典:karrimor


最近はレインカバーが標準でついてくるザックが減った気がします。ULザックの場合は中身を完全防水にしておけばけっこうなんとかなったりしますが、こういうしっかりしたザックの場合はそうもいきません。というのも、雨が降るとザックが水を吸ってかなり重くなるんです。


レインカバーは雨天にしか使わないので、標準装備されてないと忘れがち。その点、このザックはちゃんと専用ポケットに入っているので安心です。


さらに現行モデルはフロントポケットがついている


カリマー リッジ
出典:karrimor



これがねー。旧モデルは小物を入れるポケットがあるくらいで、あんまり機能性高くはなかったんですよ。それが今のモデルでは大容量のフロントポケットがあるので、すぐに使うものなんかはここにポイポイ入れられるので絶対便利。


筆者が今メインで使用している山と道MINI2もメッシュのフロントポケットがついていますが、これホント便利。フロントポケットがついているザックがかなり増えてきた印象です。


おまけに安い


30Lが22800円(税込)、40Lでも24800(税込)です。※2021年4月現在


さらに、よっぽど売れているのかわかりませんが、頻繁にセールされます。楽天でもポイントが3000ポイント近くもらえたり、4000円オフクーポンが出ていたり。


おそらくですが、カリマーの戦略としてはこの安価だけど高品質のザックを最初に使ってもらって、そのあともずっとカリマー製品を使ってもらおうという思惑が見え隠れしている気がします。


筆者もザックこそ別のブランドを使っていますが、Tシャツやトレッキングポールなど、未だにカリマーのものを使用しています。


まとめ


絶対に日帰りしかしない!という人は30Lで大丈夫だと思いますが、今後いろんな可能性を考えたときにやっぱり汎用性が高いのは40Lだと思います。


40Lでも実は重量が1600g前後と、このクラスのザックにしては重量もそこまでありません。


何より万人受けする背負い心地なので、誰でも過不足なく使えるものだと思います。









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