「アクリマウールネット」はアミアミベースレイヤーの救世主となるか

2020年9月4日

アンダーウェア

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アクリマウールネット



これまでファイントラックのスキンメッシュ、ミレーのドライナミックを使っていたのですが、どうにも汗が乾いたときのニオイがきつくなってきてしまい夏のテント泊に耐えられないので、代替品を探していました。

メインで使用しているドライナミックの素材はポリプロピレン。これがニオイの一番の原因だと考えた筆者は、「同じ機能で防臭効果の高いウールで作られている製品はないか」と探しはじめました。

結果、見つけたのがこの製品です。



なぜアミアミベースレイヤーが必要か


この種類のベースレイヤーの主な役割は、「汗を肌から離して上に着ているウェアに移し、汗冷えを防ぐこと」です。

この辺の記事は下記を参照ください。


つまり汗っかきにとってはこのベースレイヤーがあるのとないのでは大違いで、「かいた汗を表面まで運んで乾きやすくしてくれる」のです。

着るのを忘れると登山したくない、というレベルには必要。

アクリマーウールネットの発見


前提として、どんなに気をつけていても化学繊維は汗臭くなります。ならない人もいるかもしれませんが、それはラッキーなだけでしょう。普通は臭います。

その反面、ウールは臭いにくいと言われています。ではウールのアミアミがあればいいんじゃないか?と考え見つけたのがこの商品。

アクリマウールネット。ハイカーズデポの記事がわかりやすいです。

購入したのもこのハイカーズデポで、店主の土屋さんからも「あきらかにニオイが違いますよ!」とお墨付きをもらいました。

この記事中で言っている特色が、

  1. 汗の排出
  2. 通気性の確保
  3. 保温効果の追加
  4. 高い防臭効果

です。3と4がドライナミックとの差別化、という感じです。

あとの違いは価格。ドライナミックが4~5,000円くらいで買えるのに対して、アクリマウールネットは倍の9,900円。この価格差が出せるかどうか、がネックになりそうです。

実際に着てみて


真っ先に思ったのが、「真夏の炎天下で着ていると死ぬほど暑い」です。

上記で言うところの「3.保温効果の追加」ですが、単純に保温されている分暑い。

汗の排出と通気性の確保については、ドライナミックと差は感じられませんでした。ただドライナミックのほうは水を含まないポリプロピレンが含まれているので、濡れている部分を拭いたときのサラッと感はドライナミックのほうが上かなと。ウールは若干ですが保水している感じがあります。

着心地


ドライナミックに比べて、柔らかく着心地は良いです。サイズは172cm75kgでSサイズを選びましたが、締め付けるような感じはなく、襟ぐりも空いているので苦しくありません。ちょうど良いフィット感です。ウールなのでチクチクするかな?と思いきや、そんなことはありませんでした。

肝心のニオイは


完璧に防臭、というわけではありませんでした。これは正直個人の体質があるのかもしれないのですが、「ドライナミックに比べると臭くない」が正解です。ウールが高い防臭効果があるのは間違いないのですが、

  • 大量に汗をかいて
  • それが高い温度で乾いて
  • また汗をかいて

という環境だと、さすがに汗臭いです。高い温度だとやはり雑菌は繁殖するようで、ウールの防臭効果も限界があります。

これはウール製品全体に言えることですが、化繊に比べると乾きにくい。稜線のテント場、曇り(20℃前後)という条件で3時間外干ししていたのですがあまり乾いていませんでした。着乾かしていたほうがよかったのかもしれません。


結論どっちがいいのか


これは完全な主観ですが、登山時の気温によって使い分けるのが正解かと思います。

登山中の気温が20℃前後、もしくは以下ならこのアクリマウールネット、それ以上の気温で低山で、という条件ならもう「着ない」という選択肢もアリ。汗冷えしないことが一番の主題なので、それが問題なさそうなら着なくてもいいのかなと。ただそれを地上から推測するのは非常に難しいのですが。

このウェアが真価を発揮するのは秋冬なので、それまで様子見しながら着ていきたいと思います。


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